リアル店舗を立ちげてビジネスを展開する場合には、物件のフロアプランを作っていきます。レイアウトや配置を示した平面図では、お客様の動線を考えたり、スタッフの動きを想定しながら、図面を引いていきます。ブースの配置、ステージやスクリーンの位置、通路の確保、来場者の動線、緊急出口など、すべての要素を詳細に計画していきます。人が歩く通路は90センチが基本とされています。壁の厚みや柱の太さがありますから、その分食われます。複数の人が往来する場所ならそれ以上の幅を取る必要がありますし、印象もだいぶ変わってきます。天井高さもまた印象を大きく左右します。暗い店内なら天井の色を黒色にすることで広がりを感じてもらえますし、壁と同じ色にすることで、境目がわからなくなりますので、幻想的な雰囲気を醸し出すことができます。明るい店内なら、白が基本ですが、一口に白と言ってもアイボリーのカラーの幅は無数にあり、印象を左右します。ポップな店舗であればカラフルな色調が求められますが、かなり狭い印象になり、圧迫感は否めません。ある程度の広さが必要になるやり方です。空調の配置によっても壁の高さを考慮する必要があります。間違えるとエアコンが利かないエリアが出てきてしまいます。BGMのスピーカーについても同じことが言えます。カーテンやブラインドで自由に間仕切りを開閉できるようにするというのは便利ですが、やみくもに使うととても安っぽくなります。その場所に置く家具や什器を予め想定しておかないと、内装が完成して荷物を搬入した段階で失敗したことに気付くことになります。できることなら、平面図だけでなく立体パースで考えると失敗を防ぐことができます。 |