もしも、他人の気持ちが手に取るようにわかれば、人間関係をよくできますし、ビジネスもスムーズにいきます。生きていくうえでの悩み事は確実に半分以下になるでしょう。「人の気持ちを考える」とは、「相手の気持ちをくみ取って物事を考えられる」ということですが、性格や価値観、物事の捉え方などはひとりひとり違うので、本当の意味で相手の気持ちを理解することは難しいものです。それでもある程度想像することはできるはずです。
「もし自分が相手だったら?」と考えることから始めましょう。相手の立場に立つことで、自然と相手の気持ちを考えられるようになります。相手がどうすれば喜んだり悲しんだりするのかを自分で考えてみることで、相手の気持ちが分かるようになっていきます。相手が、思っていることや考えていることをすべて言葉で言ってくれるとは限りませんから、言葉だけでなく、行動をよく観察して、推測することも必要です。これは、自分の観察力を鍛えることにつながります。そのためには多くの人と関わって人と接する経験を増やしましょう。たくさんの人と関わることでだんだんと広い視野を持てるようになります。自分の小さな世界だけでは気がつかなかったことも、多くの人と関わることで、過去の経験を元に人の気持ちを考えることができるようになります。
自分がされて嫌なことはしないことが基本ですが、自分では思いつかない考えを相手が持っていることもあるでしょう。良かれと思って取った行動も、相手にとっては逆効果ということもあります。相手の考えを否定しないで、自分の考えを押し付けないで、思いやりのある行動を心がけましょう。思いやりのある行動は、相手や場所、雰囲気によって変化します。その場の雰囲気を感じ取って理解することを「空気を読む」と表現しますが、ひとりひとりよく観察することしか方法はありません。表情を見たり、声のトーンを聞き分けたり、無意識に出てしまう仕草や態度にも目を向けることで、ある程度は相手の気持ちを読み取ることができます。相手の気持ちを考えようとしても、自分の経験以上のことを想像するのは難しいことです。なんでも経験することで、自分の視野も広がっていきます。
自分自身の考えをやみくもに押し通すのではなく、色々な人の考え方を理解できるようになって、みんなのことを考えられるようになると、みんなのことを幸せにできるようになります。自分の幸せだけを考えるのではなく、みんなの幸せを考えられる人を「器が大きい人」といいます。人の気持ちはすべてを完全に理解することはできませんが、その精度をあげていくことはできます。自分もハッピーで、相手もハッピーな共通する部分を増やしていくことで、自分も相手もハッピーになれます。それを大きくして行けば、自分の周りがハッピーになって、世の中全体をハッピーにしていくことができます。
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