礼儀作法は「心」と「形」から成り立っています。「心」とは相手を大切に思う心、「形」とはその心を行動によって表すことです。相手を思いやる心を形に表わすのが礼儀作法です。礼儀作法は、自分がされて嫌なことを相手にはしない。されて嬉しいことは相手にもしてあげる。ということです。礼儀作法を心がけることで、信頼関係が生まれます。礼儀作法ができると、あなたは教養がある人として周りから認識されます。
例えば、礼儀作法では、こんな場面ではお辞儀の角度は何度までかたむけるという風に決まっています。最敬礼は90度で、会釈するだけなら15度というふうに細かく決まっています。畳のヘリは踏まないようにするとか、障子は座ってから両手で開けるとか・・・・「ビールのラベルは上にして注ぐべし」「ハンコは隣の上司に向けてお辞儀をしているように傾けて押すべし」など、世の中には「謎マナー」と呼ばれる暗黙のルールも存在しています。これらの謎のルールの元はわかりませんが、笑いものになりますので注意しましょう。時代の変化によって、マナーの基準も変わります。マナーに正解はありません。状況や相手に応じて考え、判断することこそがマナーの本質です。
「カタチを教えるだけのマナー教室」が世の中にはあります。大事なことを伝えずに、表面だけ繕う方法を教えているスクールや研修会です。うわべだけの繕い方だけ学んでもあんまり意味がありません。意味の分からない謎のマナーも含まれていることがよくあります。マナー教室に通うなら、自分自身で見極めてから決めてください。
人間関係をよくするうえで、最も大切なことは、心がそこにあるかどうかです。心のこもっていないマナーを形だけ行おうとするのは、中身の入っていない空箱のプレゼントをあげるようなものです。
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