ありとあらゆるものを疑ってかかりましょう。世の中には、詐欺師や嘘つきがたくさんいます。特に、日本人は、人の言うことを素直に受け入れてしまう人が多いと言われています。これは昔「人を疑うことは悪いこと」という教育がなされてきた結果です。詐欺師から見れば、騙しやすいカモが多い犯罪天国です。現在、日本はアジアの中ではトップクラスの詐欺被害者が多い国です。近年は海外からも日本は狙われてます。時代はすっかり変わりました。私たち日本人は危機感を持たないとすぐに騙されてしまいます。被害に会ってからでは遅いのです。警察に訴えて、万が一犯人を捕まえてくれたとしても、犯人をしばらく牢屋に閉じ込めるだけで、そのお金があなたに返ってくることはまずありません。犯人が「もう使ってしまった」と言えばそれで終わりだからです。それが法律というものです。犯人だって何年か経てばまた普通の生活を始めて、また詐欺を繰り返すことでしょう。
詐欺はインターネットを通じて行われる場合が多く、SNSなどでは「必ず儲かる」といった煽り文句がよく使われます。必ず儲かるのだったら、そもそも他人に教えずに自分だけ儲ければいいものを、わざわざ儲かるからと言って、そのやり方を教えることで他人から利益をあげる手法でやっている人たちもたくさんいます。それを見極めるには、まず疑ってかかり、自分自身で判断するしか方法はありません。
詐欺師の特徴はこんな感じです。人当たりが良くて口が上手です。頭の回転が速く社交的で好感度抜群です。みだしなみを整えて清潔な印象を与える服装をしていることが多く、口の利き方も感じが良くて人を褒めるのがとても上手です。でも、プライベートの実態を隠そうとします。一緒に写真撮影するのを嫌がります。偽名を使っていたり、家族や交友関係について話そうとしません。ぱっと見は、とても感じのいい人たちばかりです。
もちろん、大人だって詐欺の被害に会っています。人は50代、60代、70代になっても、あらゆるすべてのことがわかっているという人など一人もいません。大人も高齢者も悩みを抱えながら日々暮らしているものです。子供のうちは大人が神様のように見えるものですが、大人だって間違いも起こしますし、失敗して落ち込んだりしています。
インターネットやAIが飛躍的に発達したことで、単なる知識が簡単に手に入るようになりましたが、入手した情報が本当かどうかを自分の頭でしっかりと検証していく姿勢が重要です。世の中の大多数の人が信じている常識やルールは、常に変化しているものです。テレビや新聞などのマスメディアの情報だって鵜呑みにしてはいけません。情報は日々変化しています。今日の常識やルールは5年先、10年先にも通用するものであるかどうかなんて誰にも分りません。
他人を疑うだけではなく、自分自身についても疑ってみる必要があるかもしれません。自分は何でも知っているという思い上がりが騙される可能性を大きくしています。世の中知らないことだらけで、自分はまだまだ未熟で無知であると思うことは、騙されないための気づきです。他人が知らないことを偉そうに吹聴したがる人はとてもたくさんいます。でも、「私は何も知らないから・・・」と言える人は少ないものです。知らないことでも知ったかぶりする人たちがほとんどです。だから余計に騙されるのです。「自分は世の中が見えていない」という認識を持つことが、自分の身を守るために大切なことです。必要なことは、他人の話を鵜呑みにするのではなく、自分自身で調べて、自分の頭で考えて判断するようにしましょう。 |