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善人か?悪人か?
 
■講座内容:善人か?悪人か?
 

ねずみ小僧次郎吉は、金に困った貧しい者に、汚職大名や悪徳商家から盗んだ金銭を分け与えた泥棒です。江戸時代、天保年間初期、悪人たちから盗んだ金を、貧乏長屋に惜しげもなくばらまき、庶民の喝采を浴びていました。ねずみ小僧次郎吉は、小説や講談、戯曲などでは義賊として描かれ、庶民の間でも人気を博していました。

世の中には、法律と道徳の2つの尺度があります。一つではなく、二つあるということを理解していない大人が多いので、善か悪かという議論が生まれ、ぶつかり合いが生まれています。これらは、そもそも同じ基準で話していないので、いつまで経っても結論がでません。善か悪かという論争は、正しいか間違っているかという論争と同じことです。善悪の判断は、どこまでの範囲に限定して話をするかによって異なります。よりよい社会について話をするのか、人間性について話をするのか、その土俵によって答えは当然変わってきります。

法律はいつの世もそれが全て正しいわけではありません。その証拠に、解釈の仕方によってどうとでも解釈できるので、その判断は個人でなく裁判官が行うということになっています。また、法律は時代によって変わるものです。ずーっと同じではありません。それを決めているのが国会議員たちです。警察官はただ捕まえろと命令されたから捕まえているだけです。世の中をよくするための政治家でさえ、裏金をもらって誰かを優遇したりしています。でも、陰で命がけでいいことをしている政治家もいます。

辞書で調べると、善人とは「善良な人」のことです。「善良な人」とは、「正直で素直なこと。また、そのさま。」とあります。法律を守っているからと言って、その人が善人であるとは限らないということです。

法律を優先するのか、道徳を優先するのかは、人それぞれの考え方によります。仕方なく多数決で決めるしかないので、世の中はそういうしくみになっています。ちなみに、これを民主主義と言います。たくさんの人が善だと思えば善になり、たくさんの人が悪だと思えば悪になります。結局のところ、善悪の判断には決まった答えがないということになります。その時々に、都合よく人間が判断しているだけのことです。だいたい偉い人が、都合よく事実を捻じ曲げて、都合よく善悪を決めています。所詮世の中はそんなものです。とかく世の中は、曖昧なものです。善もありませんし、悪もありません。

 
 
 
 
 

 
 
 
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